よくある質問
外反拇指(がいはんぼし)とは?
足指の変形のことで、母趾(ぼし)(足の親指)の付け根の関節が第二趾のほうに“くの字”に曲がったものをいいます。主な原因は、合わない靴です。特に、ハイヒールによって外反母趾を生じる女性が急増しています。その他、関節リウマチの合併症としても外反母趾を生じる場合があります。
放置するとどんな問題が起きますか?
・痛み:足の親指の根本が曲がり変形することで、骨が突き出てしまい、履物などに擦れることで激しい痛みを感じる。
・足底アーチの崩れ:痛みにより歩き方が変わり、体重をかけるバランスが崩れることでアーチ構造が崩れ体重の分散がきちんと行われなくなり負荷がダイレクトにかかる。
・偏平足:歩く機会の減少によって筋力が低下したり、足底アーチ崩れることによって偏平足になる。
拇指サポポーターの原理は何ですか?
一般的な靴に対応する母趾サポーターとは異なり、「足の側面を締めると足指が開く」という物理的原理を活用しています。
・ ダイヤルを回して中足骨を固定することで、足指が自然に広がるようにします。
・ 中足関節を左右から圧迫すると足指が開き、足裏の横アーチがサポートされます。それにより、足指が動かしやすくなります。
本体を使うと痛みを感じますか?
初めて使用する際には個人差があります。
・ 装着前に足指の筋肉を軽くほぐすことをお勧めします。
・ 慣れるまでは最初に1時間程度の使用から始めてください。慣れた後は、日中の使用時間を8時間以内に控えてください。
予防と対策はありますか。
・足にやさしい靴を選ぶ。
・装具療法(母趾サポーター)と運動療法(トレーニングベルト)の併用が重要です。母趾サポーターを使用するだけでなく、トレーニングベルトを毎日10~20分ほど使用することをお勧めします。